スプレッドシートのVLOOKUP関数で別シートを参照する方法

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本記事では、スプレッドシートのVLOOKUP関数で別シートを参照する方法を解説していきます。

具体例を用いて解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

VLOOKUP関数で別のスプレッドシートを参照する方法

VLOOKUP関数で別シートを参照するには以下のように指定します。

VLOOKUP(検索キー,IMPORTRANGE(“シートURL”,”範囲”),番号,false)

別シートを参照するにはIMPORTRANGE関数と組み合わせて使います。

IMPORTRANGE関数の使い方

IMPORTRANGE関数についても簡単にご紹介しておきます。

IMPORTRANGE関数は、指定したスプレッドシートからセルの範囲を読み込むことができる関数で、使い方は以下の通りです。

IMPORTRANGE(スプレッドシートのURL, 範囲の文字列)

スクロールできます
引数説明
スプレッドシートのURL参照するシートのURL
範囲の文字列参照する範囲。指定方法は「シート名!範囲」

実際に、VLOOKUP関数とIMPORTRANGE関数を使って別のスプレッドシートからデータを取得してみましょう。

実際に別のスプレッドシートを参照してみよう

まずは参照元のシートを用意します。

今回は1列目に項目、2列目に金額が入っているテーブルを用意しました。

次に実際に関数を入れるシートです。

B3セルに項目名を入力すると、その項目に一致した金額がC3セルに表示されるような仕組みです。

アクセスを許可して「#REF!」を解消

それではC3に以下の関数を入れてみましょう。

=VLOOKUP(B3,IMPORTRANGE(“シートURL”,”元データ!A3:B6″),2,false)

シートURLはご自身の環境に合わせて指定してください

関数を入れてみると「#REF!」と表示されてしまいました。

これは参照する範囲が無効な場合に表示されるエラーで、初めて別シートをIMPORTRANGE関数で参照する場合に出てしまいます。

C3セルにカーソルを合わせると「これらのシートをリンクする必要があります。」と表示されるので、「アクセスを許可」をクリックしましょう。

これで別シートを参照できるようになったので、B3セルに適当な項目を入力してみます。

きちんと項目に一致した金額が取得できましたね。

ちなみに、B3セルに何も入力していない時「#N/A」が表示されてしまいますが、IFERRORという関数を使うことで非表示にすることも可能です。

まとめ

今回は、VLOOKUP関数で別シートを参照する方法をご紹介しました。

データ量が多くなるとシートを分けることはよくあるので、ぜひ別シートの参照は覚えておきましょう。

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