スプレッドシートのAND・OR・NOTをIF関数と組み合わせて使う

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本記事ではIF関数とAND・OR・NOT関数を組み合わせて使う方法をご紹介します。

関数を組み合わせることで幅広くデータを扱えるようになるのでぜひマスターしましょう。

目次

AND関数と組み合わせる

まずはAND関数と組み合わせる方法です。以下のサンプルを用いて解説します。

やりたいこと

「30点以上かつ80点未満」の場合に「◯」をマークする

C列に以下の関数を入れていきます。

IF(AND(H2>=30,H2<80),”◯”,””)

無事に正しくマークできていれば完了です。

AND関数の使い方

AND関数の使い方は以下の通りです。

AND(論理式1, [論理式2, …])

基本的に複数の条件を指定しますが、1つの論理式でも使用可能です。

OR関数と組み合わせる

次にOR関数との組み合わせ方です。

やりたいこと

「30点未満または欠席者」に「追試」を表示

それではC列に以下の関数を入れていきましょう。

IF(OR(B2<30,B2=”欠席”),”追試”,””)

画像のように「追試」が表示されたら問題ないでしょう。

OR関数の使い方

OR関数の使い方はAND関数と同じです。

OR(論理式1,[論理式2, …])

OR関数も2つ目以降の論理式は省略することができます。

NOT関数と組み合わせる

最後にNOT関数との組み合わせです。

NOT関数はAND・OR関数と一緒に使うことがほとんどです。

やりたいこと

「85点以下または欠席者」以外を「合格」と表示

C列に入れる関数は以下の通りです。

IF(NOT(OR(B2<=85,B2=”欠席”)),”合格”,””)

合格者が1人という結果になれば正しく機能しています。

NOT関数の使い方

NOT(論理式)

NOT関数の引数は1つのみです。複数の条件を指定する場合は、AND関数やOR関数と一緒に使用しましょう。

まとめ

以上がIF関数とAND・OR・NOT関数を組み合わせる方法です。

AND・OR・NOTを使うことで複雑な条件を指定できますが、その分記述が長くなり見づらくなるデメリットもあります。

「もっと省略して記述できないか」を意識すると良いでしょう。

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