スプレッドシートCOUNTIF関数の使い方
本記事では、スプレッドシートのCOUNTIF関数の基本的な使い方をご紹介します。
よく使う条件指定の仕方も解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
スプレッドシートのCOUNTIF関数
スプレッドシートのCOUNTIF関数は、公式ドキュメントには以下のように記載されています。
範囲内で条件に一致する要素の個数を返します。
公式ドキュメント
範囲を指定し、その範囲内に条件に一致する数をカウントする関数になります。
COUNTIF関数の基本的な使い方
COUNT関数の基本的な使い方です。
COUNTIF(範囲, 条件)
引数 | 説明 |
---|---|
範囲 | 条件を検索する範囲。 |
条件 | 範囲の中でカウントする条件。 |
COUNTIF関数は、カウントする「範囲」と「条件」を指定することで使えます。
条件には数値・テキストを指定することが可能です。
COUNTIF(B4:B12,”営業”)
今回は直接テキストで指定していますが、セル参照で指定することもできます。
COUNTIF関数で指定できる様々な条件
COUNTIF関数の条件には、数値・テキスト以外にも様々な指定方法があります。
以下でよく使う4種類の指定方法を解説していきます。
「以上」「以下」「大きい」「小さい」
1つ目は、数値を扱う際の指定方法です。演算子を使えば「30以上」「80より小さい」などの条件で指定することができます。
COUNTIF(C4:C12,”>=30″)
サンプル画像ではC列が30以上の数をカウントしています。
条件指定でよく使う演算子は以下です。
演算子 | 説明 |
---|---|
= | 等しい |
<> | 等しくない |
> | より大きい(含まない) |
< | より小さい(含まない) |
>= | 以上(含む) |
<= | 以下(含む) |
「以上」「以下」の場合は、不等号の後に「=」をつけるようにしましょう。
特定の文字列を含む
2つ目は文字列の部分一致です。
ワイルドカードと呼ばれるものを利用することで、特定の文字に一致した文字列をカウントすることができます。
COUNTIF(A3:A13,”*川*”)
上記サンプル画像では、「川」が入っている数をカウントしています。
条件指定でよく使うワイルドカードは以下の通りです。
文字数 | 記号 | 前方一致 | 後方一致 | 部分一致 |
---|---|---|---|---|
1文字 | ?(クエスチョンマーク) | 川?→川◯ | ?府→◯府 | ?川?→◯川◯ |
1文字以上 | *(アスタリスク) | 川*→川◯◯ | *府→◯◯府 | *川*→◯◯川◯ |
「空白以外」をカウント
3つ目は空白以外をカウントする指定方法です。
COUNTIF(A1:A10,”<>”)
演算子「<>」を条件に指定することで空白以外をカウントすることができます。
もっと詳しく知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
複数の条件をOR(または)でカウント
4つ目がORでカウントする方法です。
COUNTIF関数を複数組み合わせることで、「◯◯または△△」というような指定が可能になります。
指定の仕方は以下になります。
COUNTIF(A1:A12,”トマト”)+COUNTIF(A1:A12,”リンゴ”)
詳しく知りたい方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
条件が複数の場合はCOUNTIFS関数を使う
COUNTIF関数を使ってOR検索する方法をご紹介しましたが、AND検索する場合はCOUNTIFS関数を使います。
COUNTIFS関数の基本的な使い方はこちらの記事にまとめていますので、気になった方はぜひご覧ください。
そのほかのカウント系の関数についてはこちらの記事で詳しく解説しています。合わせてチェックしてみてください。