スプレッドシートのCOUNTIFを使って複数条件をOR(または)でカウント

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本記事ではCOUNTIF関数を使って複数条件をOR(または)でカウントする方法をご紹介します。

COUNTIF関数の基本的な使い方がわからない方は、以下の記事からご覧ください。

目次

COUNTIF関数を使ってOR条件でカウントする方法

COUNTIF関数を使って複数条件をOR(または)でカウントするのは意外と簡単です。

下記シートをサンプルとして解説していきます。

A1:A12の範囲の中から「トマト」または「リンゴ」をカウントするには以下のように指定します。

COUNTIF(A1:A12,”トマト”)+COUNTIF(A1:A12,”リンゴ”)

COUNTIF関数を「+」で繋ぐことでOR(または)の条件でカウントすることができます。

指定する範囲の列が異なる場合は要注意

上記の指定では1つ注意が必要です。以下の例を見てみましょう。

A列に「野菜」「果物」を追加しました。これで「トマト」または「野菜」をカウントしてみましょう。

先述したやり方だと、結果は「11」になってしまいます。これは数学的な問題になりますが、「トマト」かつ「野菜」が重複しているため「11」という結果になってしまうのです。

範囲が異なる行の場合はCOUNTIFS関数と併用する

「トマト」または「野菜」のように、カウントする範囲が複数ある場合はひと工夫が必要です。

結論としてはCOUNTIFS関数を使って重複分をマイナスすることで解決します。

COUNTIF(A1:A12,”トマト”)+COUNTIF(A1:A12,”野菜”)-COUNTIFS(B1:B12,”トマト”,A1:A12,”野菜”)

COUNTIF以外のカウント系関数

本記事では、COUNTIF関数を使って複数条件をOR(または)で検索する方法をご紹介しました。

何かをカウントする関数はCOUNTIF関数以外にも色々あります。

よく利用するものを記載しておきますので、気になったかは公式ドキュメントで調べてみてください。

COUNT指定した範囲の中に数値が何個あるか調べる関数
COUNTIFS指定した範囲の中に指定した条件に一致するものが何個あるか調べる関数(条件は複数指定可能)
COUNTA指定した範囲の中に空白以外のデータが何個あるか調べる関数
COUNTBLANK指定した範囲の中に空白のセルが何個あるか調べる関数

スプレッドシートでよく使うカウント系の関数については以下の記事で解説しています。

気になった方はぜひチェックしてみてください。

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