QUERY関数のwhere句をセル参照にする方法【スプレッドシート】

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本記事では、スプレッドシートのQUERY関数で条件指定をセル参照にする方法を解説します。

QUERY関数の基本的な使い方が知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

目次

where句の条件をセル参照にしていない例

まず「QUERY関数の条件指定をセル参照にする」ということがどういったことなのか解説します。

以下のサンプルでは、条件をセル参照ではなく直接指定しています。

セル参照にしていない例

=QUERY(B3:H13,”where D = ‘男性’“)

「D = ‘男性’」が条件を指定している部分です。

このように条件が絶対に変わらない場合は直接指定しても良いですが、条件が変わるとその都度書き換えが必要になってきます。

そこで便利なのが条件をセル参照にするやり方です。

QUERY関数の条件をセル参照にする方法

参照するセルの値が文字列が数値かによって書き方が少し変わるので、それぞれ解説していきます。

セル参照の例①文字列の場合

まずは参照するセルの値が文字列の場合です。

B15セルを参照するよう指定しています。

=QUERY(B3:H13,”where D = ‘”&B15&”‘”)

参照するセルが文字列

セル参照の例②数値の場合

数値の場合は以下のように指定します。

=QUERY(B3:H13,”where F = “&B15&””)

参照するセルが数値

書き方の解説

わかりやすいように条件の部分だけ抜き出して解説します。

手順
列と参照するセル番号を指定し比較演算子でつなぐ

where D = B15

手順
セル番号の前後に「&」をつける

where D = &B15&

手順
「&」の前後に「”(ダブルクォーテーション)」をつける

where D = &B15&

参照するセルの値が数値の場合はここまでで完了です

手順
「”(ダブルクォーテーション)」の前後に「’(シングルクォーテーション)」をつける

where D = &B15&

参照するセルの値が数値の場合は③まで、文字列の場合は④まで進めれば条件をセル参照にすることができます。

文字列と数値での違いは、最後にシングルクォーテーションで囲むか囲まないかだけです。

意外と忘れがちなポイントなので、ぜひ覚えておいてください。

まとめ

今回はスプレッドシートQUERY関数の条件をセル参照にする方法をご紹介しました。

特に「今日以前のデータだけ抽出」のような条件が変わる場合に本領を発揮します。

この機会にぜひマスターしておきましょう。

QUERY関数の使い方

スプレッドシート – QUERY関数の使い方まとめ

スクロールできます
クエリ解説
基礎select抽出する列を指定する
基礎where抽出する条件を指定する
基礎order by抽出するデータの並び替えを行う
基礎group by抽出する列のデータ集計を行う
基礎label抽出するデータの見出しを変更する
応用IMPORTRANGE関数と組み合わせて別シートを参照する方法
応用複数の範囲・シートを結合させる方法
応用where空白行だけを抽出・除外する方法
応用where複数の条件を指定する方法
応用where条件指定をセル参照にする方法
応用where条件指定に日付を使う方法
目次