VLOOKUPで取得した値によって条件付き書式で色を変える【スプレッドシート】

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スプレッドシートを使っていると、VLOOKUP関数で取得した値に応じてセルの色を変更したいことがあります。

条件付き書式をうまく活用し、VLOOKUP関数の結果に応じてセルの色を変更する方法を解説していきます。

目次

VLOOKUP関数で取得した値より小さい場合に色を変えたい

少しわかりづらいので、今回やりたいことを画像にまとめました。

やりたいこと

C列の点数が各教科の平均点より小さい場合、文字色を青に変更したい

これをVLOOKUP関数と条件付き書式を使って実現していきます。

条件付き書式のカスタム数式にVLOOKUPは使えない

条件付き書式には、比較的自由に設定ができるカスタム数式という機能があります。

「文字列に一致したらセルの色を変える」「10より小さい場合に行全体の色を変える」など、比較的自由にカスタマイズすることが可能です。

それほど便利な条件付き書式のカスタム数式ですが、今回の肝であるVLOOKUP関数を使うことはできません。

今回やりたいことを実現するためにカスタム数式も使いますが、もう一工夫必要になってきます。

VLOOKUPで取得した値によって条件付き書式で色を変える方法

それでは実際に、VLOOKUPで取得した値に応じてセルの色を変更してみます。

1つずつ解説していきますので、ぜひ一緒にやってみましょう。

VLOOKUP関数で取得する値用の列を追加

先述したように、条件付き書式のカスタム数式ではVLOOKUP関数を使うことができません。

そのため、まずはVLOOKUP関数の結果を格納するための列を追加します。

D2:D13に平均点を格納する列を追加しました。

追加した列にVLOOKUP関数を入れる

続いてD3セルに以下の関数を入力し、D12セルまで関数をコピーしていきます。

=VLOOKUP(B3,$F$3:$G$7,2,false)

関数をそのままコピーすると参照範囲がズレていくので、絶対参照にするようにしてください。

関数を入れ終えるとこのような表示になっていると思います。

色をつけたい列を全選択し条件付き書式を適用

ここまでできたらセルに色をつけていきます。

条件付き書式を適用したい列全体を選択し、上部メニューから「表示形式→条件付き書式」をクリックします。

すると右側に条件付き書式のメニューが出てくるので、「セル書式設定の条件」のプルダウンから「カスタム数式」を選択し「値または数式」に以下のように入力します。

=$C3<$D3

書式設定のスタイルで文字色を青色に変更して完了しましょう。

元の表を見てみると、平均点以下の点数が青色になっているはずです。

同じ手順でカスタム数式の条件を変えれば、平均点以上の文字色も変更することができます。

また、今回の元データは同じスプレッドシート内でしたが、別シートから参照することも可能です。こちらの記事も合わせてチェックしてみてください。

まとめ

今回は、VLOOKUP関数の結果に合わせて色を変更する方法をご紹介しました。

条件付き書式で色を変更したいケースはよく出てくるので、ぜひ活用してみてください。

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